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恐怖箱 崩怪 著:神沼三平太

2015年06月09日 21:57

著者自らが「深刻な本」と称す、粘りつくようなえぐい怪異を二十五編。

「羊の群れ」
夜になると精肉店の前に集まってくる、羊の声をあげるもの。
ちょっとした方法で現れなくなるというソレは「両脚羊」と呼ばれる、食用の…

「肉団子」
飛び降り自殺があって以来、グレーの人が飛び降りを繰り返すビル。
やがて二人目三人目と自殺者が増え、ビルが建て替えられた今グレーの人は。

「あしげざま」
葬儀屋が遺体に対し懇切丁寧に対応いる、その理由。
誰も見ていないからと物の様に扱った新人の身にその後起きた事とは…

「ひらたくひらたく」
子供の頃から続く、起床時の異変。
原因となるものを無くしても起きるその現象に、大人となった彼の心配事とは。

「吊るし雛」
何人もの大工に断られても諦めず、御神木を使って建てられた家。
次々と襲う不幸に耐え住み続けた一家は、丁度一年後。

「おとしごろ」
全員参加とされた、験の悪い土地の地鎮祭をサボった一人の男。
仮宿舎で他の作業員が見た、男の頭上に光るモノは次の日起きる事への予告だったのか。

「定礎」
住人が居付かず、狂乱した住人の自殺が相次いだマンションの定礎の中にあったモノ。
除去後も続く異変に、ついにはマンション自体が取り壊しとなったが…

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神沼 三平太
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恐怖箱 臨怪 著:神沼三平太

2011年07月29日 23:40

超-1/2010で稲川賞を受賞した、ささきやすなり改め神沼三平太の初単著。
溢れだす寸前のこの本を手に取ってしまえば何かが起こる…そんな怪異を五十七編。


「ばんばん」
古アパートの自室でゴロゴロしていた大学生を急かすかのような、大きな音。
何故か素直に従い、家を出た彼がその後見る事となった光景とは。

「ずっ」
帰宅後鍵を閉め忘れた玄関ドアに、外側から挟まっていたモノ。
ずっと引き抜かれたソレを追い勢いよく開けたドアの向こうには。

「母の声」
パチンコにハマり、借金を重ねる息子を諌める母の声。
二度までも無視した息子に対し、三度目の言葉は。

「柱の傷」
短いサイクルで引っ越しを続ける彼が、その度敷金を返してもらえないその理由。
何度越しても起こるその怪現象は、いつか彼を。

「箱の中」
事務所の片付けの最中出てきた、誰も中身を知らない段ボール箱。
ガムテープで厳重に巻かれ、カッターの歯を拒絶したその箱の中にあったモノとは…

「膨張」
古書店で見つけた、探し求めていた怪談本。
汚れ等をきっちりチェックした上で買い、袋のまましばらく置いてあったその本を手に取ると…

「ぐるぐる」
渋谷の勤務先から相模原の自宅へ帰る筈だった筈が、何故か迷い込んでしまった場所。
気が付いたらそこに居たという彼は、何時間もその周りから出る事が出来なかったという…


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