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山の霊異記 黒い遭難碑 著:安曇潤平

2010年07月10日 21:30

山に纏わる怪談集、第二弾。
それでも人は登らずにはいられない…山で待ち受ける怪異を二十編。


「顔なし地蔵」
ずらりと並べられた、変化する不気味な地蔵。
果たして十九体目がどうなったのか。確かめに行ってしまえば著者までも…?

「三途のトロ」
深夜テントの外で交される楽しげな、しかし他人行儀な会話。
釣果自慢にはじまり、やがて身の上話に変わったそれは全て…

「霧限の彷徨」
はぐれた女と探し続ける男。
女の方が余程の方向音痴なのだろうか?

「目」
登山中の著者を突如襲った身体の異変と、その原因と思われるモノ。
彼らなら気づいてくれると見定めた上か。

「はないちもんめ」
一休みする男の元へ、風に乗って流れて来た子供の歌声。
あの子が欲しいこの子が欲しい。では、あの子が逃げたら?

「乾燥室」
山小屋まであと少し、という所で座り込んでいた男。
著者が声をかけた事でやっと辿りつく事が出来たのか。

「夢幻魍魎」
賽の河原に積まれたケルンを崩した男を襲う異変。
頭が無くても聞こえるのか見えるのか。


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5 素晴らしい

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山の霊異記 赤いヤッケの男 著:安曇潤平

2010年07月05日 22:47

日本人が恐れ敬いながらも惹かれてやまない山。
著者自らが足で集めた山の怪異を、新作一編を加え二十六編。


「八号道標」
絶対に迷う事のない一本道を、何故か外れた男。
直前の電話で残した言葉は果たして何を意味するのか。

「赤いヤッケの男」
腰まで埋まる雪の中を強行下山した男に掛けられた、慰めの言葉。
何としてでも帰りたかったのだろうが…よく無事で済んだものである。

「孔雀」
毎日のように孔雀の夢を見るのだと語った登山者。
彼女がそれを見る事はなかったが…

「鏡」
忌み嫌っていた筈の場所でキャンプを張った後、消息を絶った男。
ただの事故かそれとも…彼が発見されない限りそれは解らない。

「ザクロ」
狭い道で擦れ違う、甘い匂いを纏う男。
声を掛けられても振り返ってはいけない、応えてはいけない…

「追悼山行」
途中はぐれた仲間を探しに出、そのまま戻らなかった山岳部のリーダー。
ずっと探し続けていたというのか。

「ハーケンは歌わない」
山から一番近い病院に深夜響く、ハーケンを打ち込む音。
クライマーなら知っている。その音が変化しない訳を…


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5 ある意味理想的な「怪談集」。新作一篇追加収録あり

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