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山の霊異記 赤いヤッケの男 著:安曇潤平

2010年07月05日 22:47

日本人が恐れ敬いながらも惹かれてやまない山。
著者自らが足で集めた山の怪異を、新作一編を加え二十六編。


「八号道標」
絶対に迷う事のない一本道を、何故か外れた男。
直前の電話で残した言葉は果たして何を意味するのか。

「赤いヤッケの男」
腰まで埋まる雪の中を強行下山した男に掛けられた、慰めの言葉。
何としてでも帰りたかったのだろうが…よく無事で済んだものである。

「孔雀」
毎日のように孔雀の夢を見るのだと語った登山者。
彼女がそれを見る事はなかったが…

「鏡」
忌み嫌っていた筈の場所でキャンプを張った後、消息を絶った男。
ただの事故かそれとも…彼が発見されない限りそれは解らない。

「ザクロ」
狭い道で擦れ違う、甘い匂いを纏う男。
声を掛けられても振り返ってはいけない、応えてはいけない…

「追悼山行」
途中はぐれた仲間を探しに出、そのまま戻らなかった山岳部のリーダー。
ずっと探し続けていたというのか。

「ハーケンは歌わない」
山から一番近い病院に深夜響く、ハーケンを打ち込む音。
クライマーなら知っている。その音が変化しない訳を…


赤いヤッケの男(文庫D) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
安曇潤平
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おすすめ度の平均: 5.0
5 ある意味理想的な「怪談集」。新作一篇追加収録あり

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