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「極」怖い話 遺託 著:加藤一

2011年05月27日 22:02

人が死ぬ時、残すモノ託すモノ手放そうとしないモノ…
何時までも消えることない死者の残滓…そんな怪異を二十九編。


「彼女の杞憂」
仲違いしたまま御巣鷹の山に散ってしまった、彼女を真に心配していた親友の言葉。
当時は聞き入れる事の出来なかった彼女も、一年経っても変わる事のない友の想いに…

「長居」
毎朝毎朝繰り返される、朝起きて歯を磨く一連の動作。
窓から見えるモノ鏡に写るモノ、それも三十年間変わる事無く。

「本望」
現役女王様が見た、元はスナックだという物件に居たモノ。
適材適所というべきか。彼女は安く借りれたその店のレイアウトをソレに合わせ…

「放送」
ラジオで語られた、新築一ヵ月の家に起きた異変の話。
謎の染みが浮かぶ壁の中から出てきたのは、昨日まで確かに在るべき場所に収まっていた筈の。

「放棄」
「放送」の次の朝、語り部の元に現れた憤怒も露わに睨みつける老婆。
彼自身が見た筈のその怪談には、彼も知らない事実がまだあった…

「封印」
誰かが書こうとする度、明確な拒絶の意を現してきた老婆の霊。
封印すべきかと著者が相談していた、まさにその時彼女は。そして…

「位牌の遺言」
老母が死んだ後、老父の認知が進んだ事をいいことに約束を反古にした息子。
父の為に使われる筈だったソレで建てられた家では、母の怒りがくっきりと。


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加藤 一
竹書房
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