世界怪奇実話集 著:N・ブランドル/R・ボア

2011年10月08日 00:25

世界各地で語り継がれる恐怖の記憶。
全ては夢か錯覚かそれとも…そんな怪異を六十一編。


「包帯を巻いた幽霊」
海で遭難し極限状態に追い込まれた三人の選択と、一人の拒絶。
哀れな彼は、三人が助け出された後…

「首絞め紐」
特殊な紐により、疎ましくなった恋人を絞殺し逃げた男。
執拗に女の霊に追われ続けついには自殺まで追いこまれた男には、証拠物件として保管されていた筈の…

「ある老婆の霊」
土中で息を吹き返す事を恐れた遺言により、墓に収めることなく保存されていた老婆の遺体。
当時から時折目撃されていたという彼女の霊は、百年を目途に埋葬されてからはますます…

「大学の授業が暴いた恐怖」
降霊実験中に現れ、自らの最期を訴えかけた女の霊。
彼女の言う通り調べられた墓には、確かに学者たちも認めざるをえないような跡が…

「忘却の淵に落ちた男」
妻子や知人が見ているその眼の前で、忽然と姿を消した一人の男。
帰還を信じ家に留まり続ける妻と子が、後にその場所で見たモノとは…

「波間の幽霊」
船上で事故死し、水葬された二人の水夫。
その後航海を続ける乗務員たちが見、そして写真に収めたのは見間違える筈もない…

「黒衣の尼僧の孤独な探索」
知らぬ間に弟を処刑されてしまったという女性の嘆きと悲しみ。
二十五年間も弟を探し徘徊していたという彼女は、死後もなお…


世界怪奇実話集 (現代教養文庫―ワールド・グレーティスト・シリーズ)
N. ブランデル R. ボア
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