怪談社 戊の章 著:伊計翼

2015年03月12日 19:34

合い間の寒いやり取りがなくなって読みやすくなった、怪異を六十編。

「腕」
風呂場での遺体の扱いを知らなかった、若い警察官の失態。
その前に撮り終わっていたはずの現場写真には…

「酒」
その身に起きた異変の原因だという、酒の上での行動。
謝らなければ許さないとそれは訴えるが、彼は…

「マジで」
ほんの少し目を離した隙に、目の前の食事をすべて食べてしまった祖父。
どのように食べたのか隠れて観察すると、振り向いた祖父の顔が。

「いる」
帰宅した男が見たモノ。
そして独り言に応えたモノ。

「いるよ」
白昼、掃除機を掛ける主婦が聞いた声。
そして問いに応えたモノ。

「いないよ」
学校から帰宅した娘の問い。
そして説明したモノ。

「いないけど」
業者に点検してもらった天井裏に居た、モノ。
何時からあるのかも解らないソレの傍には。


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